警察組織による「まとわり・集団ストーカー」の記録。特に「耳鳴り音」などによる直接身体に危害を与える攻撃と尾行・盗聴・盗撮などの心理攻撃について映像などを交えて説明してゆきます。追記や手直しの履歴は右サイドバー2段目にあります。

〈資料庫+〉共産党と公安警察

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ビラ配布 弾圧の裏

元公安警察官が語った

“プライバシー暴き、尊厳もてあそぶ日常でした”

2005年9月15日(木)「しんぶん赤旗

 正当な政治活動のビラを配る人を警察官が尾行して逮捕する。官舎にビラをまいただけで逮捕する――。警察のこんな捜査がいま大きな問題になっています。日本共産党、市民団体・民主団体へのビラ配布弾圧事件が相次いでいます。その中心部隊が公安警察です。元警視庁公安警察官の犀川博正氏に聞きました。

 思想警察。公安警察を一言で定義すればこうです。自分たちの政治的思惑で、人の思想・信教に踏み込み、人をおとしめる。具体的には、自民党の違法行為は見逃すが、共産党のイメージダウンをことさらにねらい、何かできれば鬼の首をとったように喜ぶ。そういう組織です。これは、昔から変わっていないと思います。

---〈ここから“プライバシー暴き、尊厳もてあそぶ”手法とは〉---


公安警察・地方警察が国内の政治勢力を分断・崩壊させるために執行しているコ­インテルプロ戦術(公安警察の手口)の概要。視聴回数 375 回 2015/11/02

そのコインテルプロの手法の一つである『組織・集団ストーカー』は善なる人間の尊厳や創造性、価値観や思想・信条を貶め壊す目的で、故意にターゲットの精神を崩壊させ、犯罪に走らせたり、抑うつ症状、その他の精神疾患に追い込み、社会から分断し、抹殺することを目的とした公安警察・地方警察による犯罪である。
「集団ストーカー」は「対象者」にとって《心理攻撃》として体験される。それは執拗に繰り返され彼らを非活動的(意欲や活力を奪い消極的にし、停滞させる) にし、崩壊させる威力を持っている。秘密裏(非公然)の手法ではターゲットを虐待し、迫害し、誹謗中傷するだろう。ほとんどの場合、民間の協力者が罪に問われるような証拠を残すことはない。
 職場内のいじめに似ているが、これはコミュニティの外で起こる。コミュニティの組織されたメンバーの、いくつものグループによる24時間週7日の ターゲットに対するつきまといと監視であるために「集団ストーカー」と呼ばれている。

 多くの個人は標的とされ、虐待され、監視下におかれることになる。虐待の手順が上手く計画されているためにターゲットにされたと気づくまでに数ヶ月、 数年を要することもある。

 このような観察や監視下で起こることは、旧東ドイツで無実の個人やロシアの活動家や反体制派 に起こったこととよく似ている。旧東ドイツでは多くの無実の人々が国家によってターゲットにされれ、彼らの友人、家族、そしてコミュニティ全体までもが監 視され、迫害され、虐待された。今、同様の迫害や虐待が民主国家で起こっている
 
 一旦、個人が「対象者」とされるか警告マークがつけられると、コミュニティは度を超えた用心深さをとり、この仕組みの中でターゲットとされ、非合法な手順通りにハラスメントが引き起こされる。「電子虐待デバイス」(盗聴・盗撮・GPS・電磁武器など)はターゲットを監視し、虐待し、そして苦悶(拷問)を与えるために使われた。ターゲットが自分に起こっていることを説明しようとしても、 まるで彼が精神に破綻をきたしたように聞こえる。《電子デバイス》の深刻さは、訴えれば訴えるほどターゲットの精神が破綻をきたしたように見えることである
Gang Stalking World FAQより
---〈ここまでが説明・記事に戻る〉---

■最初の交番勤務から

 一九六七年に警視庁三鷹署で警察官をはじめましたが、最初の交番勤務のときから公安の仕事をしていました。「どこそこで共産党員を見た」というような報告書を上げると、それも評価されました。共産党のビラを配る青年数人が、団地の焼却場に書類を持っていって燃やしているのを見つけました。書類というのはバラバラにしないとなかなか燃えません。交番からバケツに水をくんでいって消し、中身を警視庁公安部に届けたこともあります。

 その後公安係になりました。当時、活動党員の説得工作を一生懸命やりました。協力者工作、つまりスパイ工作です。

 対象者を決めて半年、一年と尾行します。尾行すると趣味、性格、人柄がわかります。そのうえでねらうのは借金、異性関係、性癖といった弱点です。あとは趣味です。

 党員の「面識率」を高めることも公安として重要なことでした。これはだれ、あれはだれ、と面割り台帳をつくります。

 当時、全国の県警でそんなことを競っていました。

■上部の言うことウソ

 今問題になっている、国家公務員法違反事件は選挙のときの話です。選挙になると、当時公安は二つの基本姿勢を持っていました。

 自民党を勝たせることと、共産党を摘発することです。公安は100%、共産党だけを尾行、張り込みし、それ以外は見向きもしません。共産党を調査し、そのうえ選挙違反の検挙ができれば“満塁ホームラン”です。

 共産党をなぜそこまでねらうのか。公安の上のほうは共産党は「国家転覆をねらっている」とか「暴力革命」などといいます。しかし、現場の人間でそんなことを信じている人はいません。

 工作で党員の人物を知っているからそれはウソだとよくわかるんです。
そもそも共産党が悪いというのなら、日本は民主主義国家ですから、国民が選挙で審判すればいいことです。

 違法捜査という点でいえば、公安は平気で事実をわい曲し、法令をねじまげてでも人をひっぱります。公安の手法は送検で一丁あがり。終わりです。ねらいはつまり「大本営発表」なんです。実態がないのに「敵艦を撃沈した」と宣伝するのです。

■公権力の不当な介入やめよ

 いま振り返ると、公安の仕事は、人のプライバシーを暴き、人間の尊厳をふみにじり、もてあそぶ仕事でしたね。その一方で、自分たちは郵便物を抜いたり、ヤクザをけしかけたり、日常的に違法行為をしていました

 公安警察は、情報をとって国の治安を守ると建前ではいっていますが、その実、各都道府県で何人の未解明党員を解明したか、何人のスパイを獲得したか、で点数競争に明け暮れていました。

 オウムの松本サリン事件、坂本弁護士一家殺害事件が起き、上九一色村や熊本県でおかしなことが起きていても目もくれず、共産党をやっていたはずです。

 そのうえ税金を使いながら、予算がどうなっているのか、人員がどうなっているのかは、公安警察官だった私でもわかりません。

 ビラ配布で逮捕などの事件が続くのは、驚くことではありません。これはやはり、思想・信条に対する公権力の不当な介入で、反国民的なものです。そういうことに捜査という権力を武器として使ってはいけない。

 警察は、いままでやってきたことを清算しなければいけません。同じようなことを繰り返していけば、警察は国民の厳しい審判を受けるに違いありません。

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